移住者の声

プロフィール

夫婦と子ども3人の5人家族
相田 慶一さん  
出身地:東京都/職業:会社員
相田 さほりさん 
出身地:茨城県/職業:公務員

若いチカラで、相倉を元気にしていきたい
相田 慶一さん

 世界遺産・五箇山相倉合掌造り集落への移住は、田舎暮らしに興味のあった妻が、「世界遺産に住まんまい家(け)プロジェクト」に応募したことがきっかけです。そのプロジェクトでは、新規住民を受け入れて相倉の活性化につなげることを目的に、旧高田家の居住者を全国に募集していました。世界遺産登録後に合掌造り集落へ外から移住するのは初めてだったんですよ。世帯主の年齢制限など色々な条件がありましたが、全国から54組の応募があったようです。

 当時、私は千葉県の一般企業に勤め、妻は小学校の教員をし、家族で茨城県のマンションに住んでいました。夫婦共々好きな仕事をし、安心して子供を19時まで預けられる施設があり、なかなか幸せな生活だと思っていたので、妻の言動には驚きました。どうやら、家族で過ごす時間を増やしたいと考えていたようなんですね。私は不安もありましたが、その考えを受け入れることにしました。

 私たちは、書類選考や見学会を経て、最終的に住民の人たちに選ばれたことから、2013年5月に相倉に居を移すことになりました。しかし、妻は仕事の都合で後1年茨城に残り、その間は私と娘だけで暮らしていたんです。娘を保育園に預け、10時から15時まで相倉の保存財団で働いていました。並行して定職を探し、途中から今の会社へ。山間部で地域の人とふれあう仕事に就くことができたので、日々楽しく働けています。子育ては大変でしたが、住民の方々には声をかけてもらったり、ご飯に誘ってもらったりと、何かと良くしてもらいましたね。

 最初は縁もゆかりもない地で暮らすことに抵抗がありましたが、今は子供たちが楽しく暮らしているので、それが一番嬉しいですね。また、畑で食べたい野菜を作るという憧れも叶っています。キュウリ、トマト、ナス、カボチャ、スイカなど、食べ切れないほど野菜が収穫できるのも嬉しいですね。家族で過ごす時間が増え、家族とより仲良くなれただけでなく、地域の方々とも仲良くなれました。雪はすごく大変ですが、ここに移住して良かったですね。

 2014年の春祭りには、長女が獅子舞に初参加しました。相倉で子供が獅子取りをするのは15年ぶりで、女の子は初めてだったそうです。こうした祭りや行事など、若い人が動かないと維持できなくなることが集落にはたくさんあります。これからは、少しでも相倉の力になれたらと思っています。


家族の時間を増やし、地域で子供を育てていきたい
相田 さほりさん

 東日本大震災を機に、仕事中心の生活に疑問を抱くようになり、家庭を第一にできる生活環境を強く望むようになりました。また、それまで住んでいた所は近所づきあいが少なく、地域で子供を育てるという環境ではありませんでした。でも、子育てをするなら、地域みんなの顔を知っていて、みんなで声をかけ合える環境に住みたいと思うようになったんです。そんな時に知ったのが、このプロジェクトでした。見学会では皆さんとても優しくて、家族のような温かさを感じました。人見知りの激しいうちの子が自分から話しかけていたので、ここならやっていけるかもしれないと思いましたね。

 自分で田舎を探して土地と建物を買うとなるとハードルが高く、諦めていたと思いますが、このプロジェクトの場合は受入体制が整っていたので、すんなりと新生活を始められました。今は家族みんなで朝晩のご飯を食べていますし、雪かきや畑作業も協力してやっています。夫が職場で働いている姿を子供たちに見せられるのもいいことだなと思っています。また、以前は、「相田さん」「○○ちゃんのママ」と呼ばれる付き合いがほとんどでしたが、ここでは一人の「さほりさん」として接してもらえることも嬉しいですね。

 これからは、山菜採りや登山など、ここでの生活をもっと楽しみたいですね。また、この地域の文化を受け継ぎ、同世代のみんなで相倉を盛り上げていけたらいいなと思っています。


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